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第二十五話 お父さまに会う日を、わたしが決めます

last update Tanggal publikasi: 2026-09-09 22:39:32

 後見局から正式な報告書が届いたのは、雨の降りそうな朝だった。

 空は重く、窓の向こうの庭もどこか灰色に沈んでいる。

 黄色い花だけが、そこに小さな灯りのように咲いていた。

 ノエルは朝食の席で、その花を何度も見た。

 卵は三分の一ほど食べた。

 スープは半分。

 硬いパンは皿の横。

 犬のパンは机の下。

 今日もややこしい。

「パン」

 ノエルが机の下へ声をかける。

 犬のパンが顔を上げた。

「そちらのパンではありません」

 ノエルは皿の上の硬いパンを指差した。

 犬のパンは尻尾を振った。

「分かっていません」

「名前を決めた時点で、こうなるとは思っていました」

 セレスティアが言うと、リュシアンが真顔で答えた
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